業者選びのポイント

業者選びのポイント

希望する家造り、夢を叶えてくれる業者を探そう

希望のイメージにあった設計・施工をしてくれること、何でも相談しやすいこと、これらは家づくりを進めていく上でとても大切なことです。
しかし、なんと言っても、これがら何十年も住む家ですがら、技術力や工事における品質管理、保証、アフターメンテナンスへの取組みなども、十分にチェックして、依頼先を選ぶことが大切です。

依頼先の種類、どんな業者がいるの?

家を建てると言っても、さまざまな業者がいます。業者の種類に応じて、それぞれ特徴があります。

1. 工務店

一比較的狭いエリアに限定し、地域に密着した建築会社を言い、歴史も古い所が多いです。
事務所や展示場、広告宣伝費などの経費率は低く、平均販売価格も比較的リーズナブルな会社が多いと言えます。一概に工務店と言っても、社長兼大工といった小規模経営から、従業員が数百名というところまで、規模を見ても大きな幅があります。

工務店の家づくりの鍵の1つに、施工の『技術力』と言えるでしょう。

工務店によって、私たちのように幅広く対応できる工務店、無垢材に強い工務店、建てるのが速い下請け中心の工務店、神社などが得意な工務店など、得意分野があります。

希望が明確で、しっかりしたイメージが完璧にできているのであれば、イメージに合った工務店が良いでしょう。そうでない場合は、臨機応変に対応できる工務店がお勧めです。

また、「保証システム」や「アフターメンテナンス」なども各社によって大きく違いますから、これらを充分にチェックして依頼先を選んだ方びましょう。

2. ハウスメーカー

一般的には広範囲な営業範囲をもつ大手の住宅建築会社の事を言います。住宅を「商品化」し、部材の生産から工事、アフターサービスまでシステム化しています。

実際の施工は、どこかの工務店に下請けさせていることもあります。

事務所や総合展示場の出展コスト、広告宣伝費、工場維持費等、経費率が高く、平均販売価格は比較的高くなります。

ハウスメーカーの家づくりのカギを握るのは『営業担当者』と言えるでしょう。家づくりの相談窓口である営業担当者に力があれば、建主の希望を理解し、あなたの夢の実現できるはずです。

この営業担当が自社ハウスメーカーのことばかり話しではなく、あなたの望みを優先してくれるのであれば、きっとよい家ができるはずです。

3. 分譲ビルダー

一般的に、不動産系の「建売」住宅販売会社の事を言います。

もともとは不動産を営んでおり、土地を売る過程で、建物をセットで販売または中古物件を購入してから販売しています。

家づくりの要望等を伝えて希望にあった家を建築することは少なく、望みどおりの家というよりも、流行の家にあなたの生活を合わせるといった形です。、同じ期間に、同じような家をたくさん建てるので、資材の購入や工事会社の請負金額を安くし、利ざやを稼ぎます。

中には、「売建」方式と言って、契約後に、家づくりを始め、要望等を聞いてもらえる形態もありますが、建築条件付きと言って、指定建築会社が決まっていたりする場合もあります。

契約時の条件に対して要望を追加することによって、思ってもみない追加工事費用が発生する場合もあります。施工技術や住みやすさよりも価格だけを優先したいなら、選択肢としては良いかもしれません。

4. 設計事務所

建築士が運営する事務所をいいます。

一般に、事務所を運営する建築士のことを「建築家」と呼びます。施工会社(ハウスメーカー、工務店)とは独立し、設計と工事監理を専門に行います。だいたいが一代限りで、歴史の浅い会社が多いです。そのため、そこに所属する建築家により、技術力にかなりの幅があり、そのデザイン傾向や住宅に対する考え方が偏っている傾向にあります。

設計事務所にとっての技術力とは、工務店とは多少異なり、建主と建築家が希望する住宅性能を実現する幅広い意味でのデザイン能力と言えるでしょう。

設計事務所の家づくりのカギは、『デザインや考え方の相性』と『デザイン能力』と言えます。建築工事は、協力建築会社に依頼する事になり、価格は割高になる傾向があります。

 

トイレ、お風呂、キッチン?水回りは、同時リフォームがお得?

トイレやキッチンなどの水回りのリフォームをご検討の方であれば、例えばトイレだけのリフォームを行うよりも一緒に、お風呂や浴室、キッチンなどの水回りもセットで販売しているチラシなどを見かけます。

これらの水回りの同時リフォームはお得なのでしょうか?

リフォームでは、いくつかの場所はセットでリフォームをするとお得な場合があります。

水回りについては、他の場所とは違い、同時に行うことで費用抑えることが可能であるです。

今回は水回りリフォームをご検討の方向けに、同時に行うメリットについてご紹介をいたします。

 

リフォーム費用が安くなる理由

リフォーム費用というと、設備の費用だけと考えてしまいがちです。

しかし、実際にはそれらの費用の他にも職人の人件費も入っています。

人件費の計算は職人一人当たりに対していくらかという計算になります、例えばトイレのリフォームで半日の作業であっても、その職人の一日の時間を拘束することになるため、1日当たりで計算されてしまいます。しかし、トイレとキッチンのリフォームを同時、浴室も行ったとしても、それらが1日の作業であれば、人件費は1日分で済み、3つ別に作業したのと比べると大変リーズナブルにできるのです。

水回りではありませんが、良くセットになるのが外壁塗装と屋根の塗り替えや葺き替え。これは足場代にあります。

セットでやる場合、足場代が1回で済むため、同時に行う方が多いです。

もちろん、これは1つ例で、微々たるものに感じるかもしれませんが、全体で見たときには非常に多く予算を抑えることが可能になります。

 

工期の短縮

 

水回りのリフォームには、複数の工事が必要になり、お風呂のリフォームだけを行う場合であっても3週間単位の時間が掛かることになります。

では、浴室とトイレ、キッチンなどの水回りをセットでリフォームした場合においては、単純に3週間×場所の期間が掛かるということはなく、大きく期間を縮めることが可能です。

例えば、解体工事では、キッチンだけではなく、トイレなどの水回りもセットで解体することで、作業を効率よくこなせますし、また壁の裏側での作業なども同時に行うことが可能です。

このように、家の中のリフォームは全体で見たときには、複数同時に行うことで、作業効率が大きく向上し、工期の短縮につなげることが可能になります。

 

排水管のメンテナンス

 

排水管は、経年劣化によって水漏れを起こすことが多々あり、キッチンのリフォームだけで考えた場合に、排水管をそのまま使うことになってしまいます。

しかし、排水管は長くても20年で交換したほうが良いと言われています。水回りのリフォームをするのであれば、交換も検討するとよいと思います。

せっかくリフォームしても、排水管から水漏れを起こしてしまっては、再リフォームで無駄な費用が掛かってしまうかもしれませんね。

まとめ

水回りのリフォームだけでなく、家を建ててから各所のリフォームを計画的に進めてください。

リフォームは決して安い買い物ではないですが、お家を長く保たせるための大切なメンテナンスです。できる限り無駄なコストを省き、お客様にとってお得なリフォーム、後から困ったが起こらないリフォームを計画的に行いましょう。

予算や、寿命の関係で複数の箇所を同時に行うことは難しい場合もありますので、まずはご相談ください。

 

棟梁の気質をチェック

家造りは、一生に一度の経験の方がほとんど。

多くの方が、一生に一度の家づくりで失敗したくないと考えていますが、家造りのポイントはいくつかあり、その中に見落としがちな一つに棟梁の気質を確認することもあります。

そこで今回は、棟梁の気質をどのように確認すれば良いかについてご紹介をいたします。

家造りで重要なポイント

 

家造りを行う際に何が重要かと言われれば、非常に様々です。

ある人は心地よく住みたい、ある人はおしゃれな家が良いなど、その人によって大きく回答が変わるでしょう。

それぞれ考え方や重要な事柄は違いますが、どんな方も、暮らしが豊かになることを夢見て家造りをはじめます。

 

あなたに応えてくれる棟梁を探せ!

 

そういった暮らしを豊かにするための家を建てるためには、思いを共感してくれる依頼先が重要です。

棟梁と一言で言っても、その腕前を知るすべは少なく、どんなことができるか?どんなことが得意か?さまざまです。

リフォームが得意、早く建てるのが得意、3階建てまで出来る、宮大工、家具が得意などなど

また、ハウスメーカーや不動産を主とする会社では、棟梁や大工と直接話すことができるのは、施工の依頼後で、話をしてみると、自分の考え方と相いれないといったことが起こります。

どんなに素晴らしい設計でも、どんなに素晴らしい営業でも、どんなに素晴らしい社長でも、実際に建てる棟梁や大工が、駄目なら駄目な家ができてしまうと思っています。

そのため、ハウスメーカーや不動産などを得意とする会社に依頼する場合でも、必ず棟梁や大工を含めた依頼前の打ち合わせが出来るか確認しましょう。

この最終工程である大工、棟梁の質をしっかりと見極めることが、家造りで失敗しないための見逃しがちな1つのポイントです。

家づくりはみんなで行う

 

家造りを行う際には、大工や棟梁、建築家や施工会社に任せっきりにするのではなく、そこで暮らす方も一緒になって行っていくことが重要です。

途中で、疑問に思ったことなども、すぐ質問することもできます。

そうならないためにも、必ず施主様はもちろんその家族も一緒になって進めていくことが重要になるのです。

根岸工務店は、失敗しない家造りを40年、50年と続けてきました。

施工の範囲は3階建ての家や平屋、鉄骨住宅、漆喰の家、蔵造の家、地下室のある家、ペットにやさしい家、家具やお宮まで幅広く施工してきた実績があります。

 

家づくり値引きの注意点

家づくりを行う際に、誰もができる限り安く良いものをと考えるかと思います。

もちろん、安くて良いものを建てることが望まれることかと思いますが、何でもかんでも予算を値切ることをしてしまうと、肝心なところまで予算を削ってしまい、結果あまり良くない家となってしまいます。

そこで今回は、家造りの際の値引きの注意点についてご紹介をいたします。

値引きは良いこと?

 

家造りだけでなく、どんなことにも予算がありますね。

そのため、やりたいこと、叶えたい夢を実現したい時に、予算の中に納まる1つの手段として値引き交渉があります。

値引き交渉自体は悪くない事ですが、あまりに多くの値引きがあった場合には注意が必要です。

大幅な値引きの交渉は、何かしら作業工程を省く必要が出てくるため、そういった説明をさせて頂いております。説明が無く、お客様との交渉をその場で収めたいがため、承けた値引きは、場合によっては、目に見えない場所に反映されてしまいます。釘の数、耐震、断熱、などなど。

真に住み心地の良い家は、見えない部分も大切にすることだと考えている根岸工務店では「見えない場所こそ、もっとも大切な場所」という理念で施工しております。

安かろう悪かろう

某大手ハウスメーカーでは、家造りで予算を大きく削った場合、最初に削るのが断熱材を入れないという選択です。

断熱材が入ってない場合、その家はたった26年程度が寿命になり、結果的には大きな損失と言えます。

そのため、基本的には安かろう悪かろうになると言う認識を持ったうえで、値引き交渉を行う必要がありますが、実際には、質を下げずに行うことも可能なのです。

シミュレーションで不要な部分を削る

インターネットで各メーカーでは、ユニットバスやトイレなどをシミュレーションできるサービスがあります。

自分たちに必要のない設備を削ることで、大幅な値下げができます。

例えば、トイレの便器などの設備を全体的にグレードを落とすことで、どれくらい安くなるかシミュレーションすることで、総額を下げることが可能ですし、また質を落とさずに行う方法を施工会社に確認することで、良い提案を貰えることかと思います。

値引きのリスクを把握

値引きをすると言うことは、その分”何か”を削ることに繋がります。

中には10年持てば良いという家造りを希望される方もいらっしゃいます。そのようにお客様の要望があれば、必要な耐震や耐火、そのこととで起こるリスクをお伝えし、ごなっとくいただければ、ある程度の値引きも可能です。

根岸工務店は、お客様を第一に、ご要望に応えてまいります。

根岸工務店の5つのこだわり

お客様に安心してお住まいいただけるよう、 さまざまな検査体制と安心保証をご用意しております。 ⇒全棟に「構造計算報告書」をお付けいたします

5つの特徴と安心

担当現場監督による大工さん・業者さんの実際の施工に対する厳しい現場チェック 当社のお客様の立場にたった現場監督により、「根岸工務店の企業姿勢」、 「お客様への思い」を常日頃から大工さん・業者さんに伝え、 現場の隅々まで根岸工務店のポリシーを徹底させます。

担当現場監督による建築全工程中の検査(全8回)

根岸工務店の検査は、お客様に安心してお住まいいただけるよう、建築全工程中に 担当現場監督により8回に渡って厳しく検査しております。 【根岸工務店による8回の検査内容】 境界配置確認 基礎配筋検査 基礎完了検査 構造体検査 外装下地検査 断熱完了検査 木工事完了検査 完了検査 根岸工務店内の検査部門・根岸工務店社長による最終検査(各1回) 根岸工務店では、最終仕上がり時に、社内検査を検査部門により実施いたします。 ここでは法的な基準はもとより、細かい部位の施工精度、意匠性、 現場における 整理整頓まで厳しくチェックされます。 当社ではこうした更に厳しく社内検査を繰り返すことにより常に高水準の施工レベルを 維持しています。 更に、社長によるお引渡し前完了検査も実施しております。 社長の厳しい目で合格した物件のみが実際にお客様にお引渡しされます。 社長による検査を現実に実施できるということが、小さな地元工務店の 大きなスケールメリットです。

所轄行政官庁により行われる中間検査・完了検査(2回)

所轄の行政官庁担当官による中間検査・完了検査を全棟受検致します。 この検査に合格して初めてその住宅は建築基準法に適合した住宅であると、 公に承認を受けた事になり、融資条件等の諸条件を満たすことになります。 住宅瑕疵担保責任保険法人による検査(2回) 以下の2回の工程完了時に検査を行い、合格することで、住宅瑕疵担保保険の 条件を満たすことになります。 1、基礎配管完了時 2、構造躯体完了時

根岸工務店の安心保証

「家が建つまでの安心、家が建ってからの安心」

工事総合保証

大切なお住まいが工事中の火災や台風によって 被害を受けたり、通行人や 隣家に損害を与えたりした場合に、その事故に対しての補償を致します。 また、完成後のミスによる家財等の損害も合わせて補償致しますので、 お客様にとって安心・安全をお約束し、ご迷惑をお掛けすることの 無いよう 配慮しています。

地盤10年保証

施工前に地盤の調査を行い、調査の結果その地盤に最適な基礎仕様、 あるいは地盤改良をご提案し施工を行います。 万が一、不同沈下などで建物が破損した場合、 建物の現状回復のための 補修工事費用を10年間保証いたします。

建物10年保証

基礎配筋検査、基礎完了検査、構造体検査、 外装下地検査、木工事完了検査、 完成検査、全6回に渡る現場検査を行った後、家の基本性能に関わる重要な部分 (「住宅の構造耐力上主要な部分」 及び「雨水の浸入を防止する部分」)を お引渡しから10年間保証致します。 平成21年10月1日より建物の10年保証は義務化されます。

アフターメンテナンス

初期点検(1ヶ月~3ヶ月の間)・1年・2年・5年・10年 の計5回の 定期点検を実施し、 アフターメンテナンスをさせて頂いております。 全棟に「構造計算報告書」をお付けします 平成18年3月(着工分)より「根岸工務店の家」全棟に 「構造計算報告書」をお付けすることになりました! 皆さんは、どこの建設会社でも、構造計算は当然されて いると思われていませんか? 実際は、通常木造二階建て住宅においては、 簡易な「壁量計算(※)」で済まされることがほとんどで、 正式且つ詳細な構造計算は行われず、所轄行政官庁も これを承認しています。

構造図面

根岸工務店ではお客様の「生涯利益」獲得のため、自主的に全棟詳細な構造計算を実施し、 正式な「構造計算報告書」をお引渡し時にお渡します。 (※)壁量計算とは…? 詳細な構造計算ではなく、壁の量で計算する簡易な構造計算方法のことです。 関連する内容のページ 大工と職人のこだわり 家づくりの流れ よくあるご質問

わが街の工務店だより No,13 消費増税と請負契約

※こちらの内容は、2013年に折り込みました、わが街の工務店だよりです。現在の状況やサービスと若干異なっていることがありますのでご了承下さい。


わが街の工務店だより2013年No12.pdf

 来る6月5日は芒種、梅雨も間近に迫る中、苗を受ける季節です。来年の今頃は消費税8%に慣れてきたころでしょうか?
 そう、来年二〇一四年四月より消費税が増税になります。

駆け込み需要という言葉があるように、一生で一番大きな買い物の家をご検討される方も多く相談も多いです。でも、まずはあせらず落ち着いて、お話をきいていただきたいと思います。
 建物では、引き渡しまで一定の期間が発生します。建築の依頼をしても、着工がすぐにできればよいのですが、
駆け込み需要が増えるため、混雑が予想されます。着工が遅れ、来年の四月を過ぎて引渡しになった場合、消費税は何%でしょうか?

 実は、5%の方もいれば、8%の方もでてきます。
その違いは契約日です。九月三〇日までに契約された方は5%、九月三十日以降で、引渡しが四月一日を過ぎますと、8%になります。
 

お家の場合、2013年9月30日までにの契約は、引渡しが2014年4月1日以降でも、消費税5%になることはわかりました。
 ちなみに消費税がかかるのは「建物部分」だけで、「土地部分」は非課税です。また、個人が売主の場合に限られますが、中古住宅は非課税です。

 さて、実際に増税したら、家はいくらになるのか?例えば、請負価格が2,000万円の二世帯住宅の場合。この物件にかかる消費税は現行では、建物価格2,000万円×5%=100万円ですから販売価格は2,100万円です。消費税が8%に引き上げられると、8%の消費税160万円がかかり、販売価格は2,160万円となりま、増税分は60万円となります。
 ただし、仲介手数料、司法書士・土地家屋調査士の手数料、金融機関の融資手数料は契約期間と関係なく増税対象です。

 しかし、消費税増税後の負担軽減として、住宅ローン控除額や登録免許税、印紙税等が優遇され消費税増税額は、住宅ローン控除でカバーできることもあります。建物価格が大きいほど、消費税の影響は受けやすく、住宅ローンの借入額が多いほど、減税の恩恵を受けやすいと言えます。

 前回消費税が3%から5%に増税になった1997年には、住宅の駆け込み需要が大々的に発生し、増税前に着工が急増しました。その反動で、通常の約20%という大幅な住宅着工の落ち込みが発生しました。
 今回も増税前には駆け込み需要が予想され、供給が追いつかない事態になることでしょう。

 結論として、消費税増税前に家を建てるべきか? 
大切なことは、増税による損得勘定ではなく、しっかりした家を建てられるのか?
 人生の中で最大の買い物といわれる家を、教育資金や老後資金とのバランスや、今後のライフスタイルなども考慮して良い家を建てましょう。
住宅を購入する際は、十分な自己資金を積み立てる一方で、無理なく返済できる住宅ローンを組むことが必要です。税制に左右されず、失敗しない家造りのため尽力いたします。

わが街の工務店だより No,10 東京駅の日

※こちらの内容は、2011年に折り込みました、わが街の工務店だよりです。現在の状況やサービスと若干異なっていることがありますのでご了承下さい。


建築を生業とする者として、自分が手がけたものはより永く住んでもらえるように創意工夫をしています。
そんな私が尊敬する設計士、辰野金吾の手がけた建物「東京駅」が完成したのが今日12月18日です。

東京駅の完成は今から約100年前1914年(大正3年)12月18日。瓦式の赤レンガの駅舎で、竣工当時そのモダンな姿から乗降客より見物客が上回ったそうです。

 大正12年のM7.9の関東大震災をものともせず、その見事な堅牢ぶりを証明しました。しかし昭和20年5月25日の東京大空襲により被弾し炎上、大部分を焼失し見るも無残な姿となりました。

戦後、GHQ統治下で、物資不足や様々な悪条件の中で、職人が知恵と持てる技術を駆使し、焼けた3階を解体、2階建ての近年の姿に再建。わずか2年という短い期間でのスピード再建でした。

その後も数回解体の危機に見舞われましたが、その度に市民の声により守られてきた東京駅。

来年春には改築工事により失われたドーム屋根が復元され、辰野金吾の手がけた昔の姿を眺めることができるようになります。
永く人々に愛されている東京駅は、建築を生業とする者の目指す1つのカタチであり、目標なのです。

わが街の工務店便り2011年No10.pdf